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graizegrazieさんのやったこと、学んだことを記録する雑記帳です

相互相関関数

もしも2つの信号が同じ周期であれば、合成信号は2つの信号が強め合ってできたものになる。そのため相関関数をグラフ化すると、元の信号と同様の周期で極大・極小が現れる。ただし、観測方法・タイミングの問題等で、それぞれの信号が何の補正もなしにぴったり重なることは少ない。そのため、信号を正規化したり、生値ではなく偏差で表したり、時間方向に調整したりする必要がある。

{ \phi_{xy} = \frac{f_1^*(t)f_2(t+T)}{N} }
{*}複素共役を表す。信号が実装であれば無関係。Tは時間方向のオフセット値。

このオフセットを変えながら相互相関の値を求めることで、どのオフセットが最適か(どれだけの時間方向のずれがあるか)を調べることも可能。

なお、{f_1とf_2}が同じ事象(同一ではないものの、同じ対象から測定した)の場合、自己相関と呼ぶ。